ざしきわらし

昨日『まんが日本昔ばなし』を見ていたら『座敷童』のお話をやってたんですが、この絵、子供に見せていいタッチでしょうか。

次のシーンでは画面いっぱい『座敷童』のアップ。


大人が見れば(こけしのようで)そこまで恐い絵ではありませんが(しかも、ほんのり笑ってるし、私的には大ウケ)コミカルに動く普段の絵とは対照的に、色使いが少なく、おまけに静止画像だったので、子供にとっては「かなりショッキングなのではないか」と思いました。


小さい頃、見ていて「今日のお話は恐かった」と思う回があったのですが、もしかしたら、こういうお話の時だったのかもしれません。雪女系の話も静止画像が多かった記憶なので、きっとそうです。そういうお話の時は、心なしか市原さんと常田さんもシビアな朗読モードになっていて「おらーあんころもち食いてー」の時とは別人のような声色なので、背筋が寒くなった思い出があります。曲も重々しく、てんこ盛りのご飯を食べてる時や、山を2つも3つも駆け登る時の陽気な曲とは180℃異なり、心音とBGMが重なってドキドキしました。


やっぱり『まんが日本昔ばなし』は、同じ“戒めストーリー”であっても、赤い団子っ鼻の人や、長者どん、タヌキやキツネ、どんだけやるねんというほど働く爺さまと婆さま、朝から晩まで飽きもせず手まりをついてる無垢な子、たにし等、癒しキャラの登場あってこそなんだなーと思いました。そういったキャラがわんさか出てくる為、市原さん常田さん大忙し、代わる代わるセリフを言い、てんてこ舞い的なところがたまらなく良いのです。次回の予告はご陽気ストーリーっぽい絵だったので期待大です。