チェッカーコンテスト

TBS『はなまるマーケット』でクイズに答える薬丸。
「レストランで食事をする際、パンくずがテーブルにちらかってしまった時の正しいマナーは?」の問いに対し「A.自分でまとめて片付ける」「B.ウェイターが来るまでそのままにする」の2択がありました。
Aを選んだ薬丸でしたが、正解はB。岡江・水野はBを選び、薬丸だけ間違えてしまいました。「でもこれレストランでの話でしょ?」って、だからそーだっつーの。テーブルマナーのクイズだと言っているのに、他にどこの話をするというのでしょう。
「家ではきれいに集めますよね?」「そうですね、おうちでは」とフォローするアナウンサー。「うん、でもAを選んじゃう気持ちわかりますよね〜」と意味不明な水野。何なんだ、この番組。




皆さん『チェッカーコンテスト』ってご存知ですか。

チェッカーコンテストとは、AJSオール日本スーパーマーケット協会)が主催するコンテストで、スーパーマーケットに勤務するレジスタッフが、1.正確さ、2.スピード、3.接客の三項目により採点される競技。

既に24回開催されており、今年で(行われれば)25回目をむかえます。


先日、某番組でこのコンテストの模様を放送していたのですが、とにかくこれが面白い。全国50社近いスーパーマーケットの中から約100名で競われる選りすぐりのチェッカー達。しかも所属しているスーパーがフランチャイズの場合、代表に選ばれるまでに社内で代表選抜が行われるわけで、皆「国を代表して来ました」並みの表情をしています。言わば、スーパー界のオリンピックと言ったところでしょうか。
参加選手は全員、合唱部レベルの滑舌の良さ。どんなに大きい会場でも「あの人しゃべっている」とわかる口の動きです。
そんな表情で「いらっしゃいませ!お客様!」「合計で3,245円です!」「ありがとうございました!またのお越しをお待ちしております!」としゃべり続けます。客役は審査員なので、たじろく事なく最後まで演技をやり遂げるのですが、そこまで声が張れるなら、スーパーを辞めて劇団に入った方がいい。
これを誰も笑う事なく、大真面目にやっているので、私としては、ひとつのエンターテイメントを見ている気分でした。是非、一度“生”で見てみたい。
実際にこんな接客やってるわけないんですが、だったら何の目的で開かれているコンテストなのか。はじめは普通の大会だったのに、どんどんエスカレートしていったのか。だとしたら、最初にエスカレートさせた人は誰だったのか。とても会いたい。
競技というより舞台を見ているようなので、これチケット制にして客入れた方が儲かるんじゃないか、それを賞金として入賞者に渡すシステムにすると皆んなシャカリキになって戦うんじゃないか、そしたら全国のスーパーの向上には繋がらないか、と真剣に考えたりしました。
是非『県庁の星』と同時上映して欲しいです。