宿題ふたたび


今日から主人の実家に来ています。
姪達のお陰で、日本にいながら、ちょっぴり海外旅行気分です。
アメリカン・アクセントを「未だに先生に注意される」と、発音の練習をする姪。米語の「R」の強い発音がなかなか抜けないそうです。しかし、私なんかが聞いている限りでは、彼女達は立派に英語独特の“スタッカート調”発音になっており、どこがいけないのかわかりません。


1ヶ月の日本滞在中、彼女達には魔の“宿題”があり、18日に合流する義兄が来る前に、ある程度の課題を終わらせておかないといけません。終わってないと、ディズニーランドに行けない約束だそうで。
8歳の妹の方は(先日も書きましたが)日本語が怪しい状態なので、本当なら2年生に当たるのですが、1年生の漢字ドリルを特訓していました。しかし、漢数字の頁で『六』につまずき、全てが嫌になってウダウダし、義姉に怒られていました。
12歳の姉の方は、何でも『言われる前にやる』タイプだそうで、義母曰く「義姉に似た」とか。義兄も、小さい頃から何でも「嫌な事は先にやってしまう」タイプだったらしく「下は、叔父(主人)に似た」と言っていました。
確かに見ていると、義姉に怒られてもヘラヘラして反省の色はなく、義母から聞いた主人の小さい頃に似ています。
「漢字だから嫌なんだ」と主張するので、リーダーの宿題をやらせれば「このチャプターが長くて、今日は気が乗らない(言い訳も英語で)」と屁理屈を言い、絵日記もずっと描いていなかったのか天気がわからなくなっており、折角これはヤル気だったのに一気にそれを失い、ディズニーランドの本を持ってきて「どこを見るか」計画を練っていました。
「宿題やってないから『ダメ』って言うんじゃない?パパ?」と聞くと「いいの、お願い!お願い!って100回くらい言うの。パパが『いいよ』って言うまで」とケロッとした顔で答えていましたよ。適いません。


少し様子を見ていた義姉もしびれをきらし、また怒られ、「じゃあ、これ終わったらミッチちゃんと(なついてくれた)○○していい?」と、やらないから怒られているのに、意味不明な交換条件を出し、渋々ドリル作業を再開したものの、なぜか義姉に内緒で答えを隠し持っており、丸写ししていました。
たまたまお姉ちゃんが当時使っていた教材と同じドリルだったようで、そっちから答えを持ってきていたのです。丸写しなので、あっという間に終わってしまい、すぐ義姉にバレて「やり直し」になっていました。なんて私のような子。


私も漢字ドリルは苦手でしたし(2005/08/29の日記)、ヒロシ仕込みのズルで母に怒られてばかりいて、いつも嫌な事は先送り。読書感想文は『あとがき』だけを読んでそれを引用し、8月最終週になってもどうも焦りを感じず、ひどい年は新学期が始まって学校で仕上げを行っていた程です。
夏休みの初日には、きれいにコンパスで円を描き、タイムスケジュールを作ったものです。ご丁寧にクーピーで色まで塗って。勉強時間はもちろん午前中に設定。守られた試しはありませんが、懲りずに毎年作っていました。まさに「浮かれ気分」です。
いつの年だったか、コンパスで円を描いている最中にヒロシに後ろから肘を押された事がありました。円は曲がり、冷やかされ、ムキになって怒ると「そんな物作るヒマがあるなら宿題1つ出来るだろ」と、ヒロシにしては珍しく“的を射た”助言をされたのを覚えています。


主人の姉なので、私と姪は血が繋がっているはずはなく、なのに私DNA満載の姪に情が移りそうな予感です。ケンショーはどっちに似ても、宿題をしない子になるでしょう。既に、怒られてもヘラヘラしていますし。