占い、当たる

人は何故、年をとると人の話が聞けなくなるのでしょう。


先日『おもいっきりテレビ』で、都営荒川線の庚申塚駅構内にある甘味屋さんから中継をしていました。みのもんたが“焼そばとおはぎ”のランチセットを食べるオバチャンに「それでいくらなの?」と質問すると、オバチャンは「これ全部セットなんです」と回答。いやいや、そりゃ見ればわかるし、質問の答えになってないから。


きっとオバチャンの頭では、勝手にシュミレーションして、頭の中で会話が進んでしまってるんだと思うんです。
いくらか?と値段を聞かれた→○○円と答える→安いので、きっと「え?おはぎもついてその値段?」と聞かれるであろう→なので「これ全部セットなんです」と言ってあげよう、・・・と、こんな感じだと思います。
実はうちの母がそうでして、私の話を最後まで聞かず、ほとほと参っています。


母は、電車(路線図)に弱いくせに「地下鉄って便利よ、どこに行くのもアッという間」なんて、やたら電車に乗りたがるのですが、乗るのはいいですし、どうやって行くのか質問してくるのもいいんですけど、途中でわかったフリをするのをやめて欲しいんですね。


母「○○ってどうやって行くのかしら?」
私「○○線で○○駅に出るでしょ、で、」
母「あー、わかったわ、そこからタクシーだ」
私「違うよ、○○線に乗り換・・・」
母「あー、思い出した、そうそう、○○線ね。で、そこからすぐだ」
私「違うよ、そこから」
母「あー、そこからタクシーだったかしら」


って、だから。人が話してる時に遮らないでください。遮っておきながら間違うってどうでしょう。しかも、私から恩着せがましく「教えてあげるから、よーく聞くんだね」と言った覚えはなく、あなたから聞いてきた事なのに。


今日もこんな事がありました。
私は今、歯医者に通ってるんですが、ケンショーを連れて「キュイーン」ってわけにもいかないので、義母と母に交替で留守番に来てもらっています。
今日はその予約日で、そんな日に限って電車に遅延があり、どう考えても歯医者の予約時間前に私宅に到着出来ないと思った母は、超テンパリモードで電話をしてきました。


母「どうしよう、間に合わないわ。他の行き方ないの?」
私「大丈夫だよ(予約時間の1時間半前なのに大慌てな母)すぐ復旧するかもしれないし。駅員さんに状況確認してみたら?」
母「そうね、聞いてみるわ。かけ直すわね」
(数分後)
母「ダメ、復旧の見込み立ってないんですって。タクシーで行こうかしら」
私「いやいや、この時間帯は道が・・・」
(この時間帯は、ぐらいからもう聞いておらず、同時にしゃべり出す)
母「あ、じゃあ、あなたそのまま歯医者さんに行っちゃって。ケンショー連れて。ママ、そっちに迎えに行くから」
私「連れてってどうすんのよ、向こうも迷惑だよ。大丈夫だって、」
(向こうも迷惑、あたりからまた聞いてない)
母「いや、事情説明して、すみません、って言ってみれば」


って、歯医者に赤ん坊連れてく人がどこにいるんだか。膝に乗せて治療してもらうんですか?それとも歯科助手に預かってもらえと?
それよりも、何故「予約時間を変更してもらえないか?」という発想に至らないのか。何故そんなにも焦っているのか。
とにかく焦らず、ゆっくり来てくれればいい事を告げ、一度電話を切ると、またすぐ電話が鳴り「タクシーが長蛇の列でどうしよう」と言う。当たり前でしょ、皆んな足止めになってるんだから。再度、とにかく焦らず、ゆっくり来てくれればいい事を告げ、電話を切り、歯医者に電話し、予約時間の変更が可能か聞いてみました。午後ならOKということで、変更していただき、母に電話を掛け直すと、今度は電話に出ない。携帯電話の意味がない。私が掛けて出た試しがない。
「どうしてこうなの、この人」と思いながら待っていると電話が鳴りました。どうやら着信に気付いたようです。なのに開口一番「なにかしら?(今忙しいのよ的)」って、えー・・・。
こんなだったかな、母。いつからかな、このクセ。お願いだから人の話を聞いてください。「○○であろう」という考えを頭から消してください。人と同時に話さないでください。進みません。
完全に、記憶脳も観察脳も想像脳も動いてないな、この人(2005/09/06の日記)、そう言えば『めざましテレビ』の占い、今日のうお座は最下位だったなー、とグッタリしながら考えた1日でした。



ケンさんとユーコお姉ちゃまからお祝いが届きました。
ありがとうございます。
 


風呂上がりに、ケンショーをベッカムヘア(え?今更?)にしてみましたが、とんだ山田五郎になってしまいました。