ヤッシー


義姉家族がイギリスから一時帰国した為、この週末は主人の実家に皆が集まりました。
姪達はより一層“外人”になっており、「ケンショー」も、彼女達が呼んでくれると響きが違います。
ケンショーはすぐ慣れ、たくさん遊んでもらい、義兄には慣れ過ぎ、主人の膝の上より、義兄の膝の上にいた方が長かったように思います。


はしゃぎ過ぎたのか、また高熱を出し、救急センターのお世話になる事に。


ケンショーは病院の雰囲気や健診、注射等に強く、お陰様で暴れる事もなく、この時だけはいつも助かっています。集団予防接種でも、一人で飄々としているタイプです。
特に康夫の事は「ラブ」なので、診察室から名前を呼ばれると、満面の笑みで康夫の元へ向かってしまい、毎回「こんなに元気なら大丈夫ですね」と言われています。
ぐったりしたお子さんを抱いて順番を待っていらっしゃる保護者の皆さんに、申し訳ないと思う程はしゃいでしまうのです。
聴診器をあててもらうと、康夫の腕によだれを垂らしまくり、人差し指でコミュニケーションを取ろうとし、嬉しそうに、康夫を付き合わせ、E.T.のポーズをしています。


そんなケンショーが、前回(2007/02/13の日記)この救急センターでギャー泣きでした。
私達の間では「フック船長」と呼ばれているその当直医は、ミッキー・カーチスがフック船長を演じたらこんなだろう、というような、カーリーな白髪まじりの長髪を後ろで束ねているんですが、
ケンショーは、ドアを開けてフック船長を見た途端に泣きだしてしまい、こっちが面食らってしまう程で、
緊張をほぐそうと、折角「おいらと仲良くしようぜーい」と言ってくれたのに、そんなフック船長の手をバシッと振り払い、余計泣いてしまいました。
フック船長には申し訳ないけど、「おいらと仲良くしようぜーい」って、どういうセンスなのかなー、と思ってしまったのですが、ケンショーも好みのセリフではなかったんでしょうね、最後まで抵抗し、泣き過ぎてヒックヒックなっていましたよ。
他の子達も、結構ひどく泣いて出てきていたので、「フック船長、またセンスないコメントしてるんだろう」と思っておりました。


もう一度、フック船長に当たって、今日はどんなコメントなのか確かめたい気もしましたが、またギャー泣きされるとたまらないので「違う当直医でありますように」と祈りながら向かいました。
少し寂しい気もしましたが、幸い、今回の当直医はフック船長ではなく、市川森一のような、丸い、「小児科医ですよー」って感じの先生で、それでもケンショーはギャー泣き。
  


そうなると、フック船長との相性が悪かったわけではなく、「やっぱり康夫って何かある」という気がしてまいりました。
考えてみれば、ケンショーほどニコニコしている子はいないとしても、康夫クリニックでギャーギャー泣いている子って見た事がないわけで。主人も「一度俺が連れて行きたいと思う程だ。見てみたい」と言い出し。


康夫クリニックのトレードマークは今のところクマなんですが、カモシカヤッシー)に変えてみる気、ないかな。
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