併発


ようやく熱が下がったと思ったら、今度は顔にボツボツが。
「こんな症状は聞いてないぞ、なんだろう」と、再び病院へ行くと。手足口病を併発していると言うではないか。診療を受けるや否や、あぶり出しでもしたかのように手の平、足の裏にもボツボツが出始めました。


手足口病。名前の通り、手足および口腔内に水疱が出来る夏風邪の一種。これも小児に多く見られる病気です。
そう、ヘルパンギーナも夏風邪ですが、要は同じウィルス(腸管ウイルスであるコクサッキーA群)からなる病気で、発疹が出る場所によって病名が違うというわけです。「兄弟病なんだよね」と康夫は言ってました。
喉の奥に水疱が出来て、高熱が続くのがヘルパンギーナ。手足口に水疱が出来る(熱はそれほど上がらない)のが手足口病


この併発パターン、多いんだそうです。我が家の場合は、お腹や背中、耳の中にまで水疱が出来ていまして、体全体に蕁麻疹が出てしまったような状態です。
そして。この病気、一度かかったからと言って油断大敵。1シーズンに何度だってかかっちゃう厄介ものでございます。患者の便や尿などにもウィルスが混じっている為(空気感染)おむつ替えの時に再度自分からウィルスをもらってしまうケースまであるとか(かなり不運な場合でしょうが)。ノー、それはやめて。
普段はほとんど泣くことがないケンショーが、ずっと泣いています。痛いのか。意思が伝えられないとは何とも可哀想なこと。


しかし、手足口病って。確かに手足口だけど。もう少し他の言い方はなかったのだろうか。初めて育児書でこの病名を目にした時のセンセーショナルさは忘れない。診察を受けながら「これがウワサの手足口病か」と思ってしまいました。誰もウワサしてないのに。


今夜も眠れそうにない2人。
そして、主人の夏休みは静かに終わっていく。