子どもバザーでメロンパン作り

O幼稚園では毎年、子どもバザーも開催される。先日の父母たちの仕事を見て「僕たち私たちもやってみたい!」と意欲的になっている子ども達が、11月初旬から手作りの商品を作り溜め、交互に売り子とお客を体験する。俗に言う、お店屋さんごっこだ。
どんぐりと紙皿で作ったコマ(紙皿の裏にどんぐりを貼る。意外と良く回る)や、紙粘土と毛糸で作ったネックレス、牛乳パックで作ったパクパク人形等々、商品のレパートリーも豊富。恒例で先生方がわたあめを作ってくださるのだが、今年はなんと!ケンショーたち年中組がメロンパン屋さんを出店することになった。いつも工作しか出品しないので、食べ物を作り販売することに園児たちは狂喜乱舞。この時期、風邪が流行っているが「これだけはどうしても出たい!」と熱を押して登園する子もいた。それほど皆楽しみにしていたのだ。
メロンパンは前日に作った。三角巾とエプロン、マスクを揚々と園バッグに入れて登園。帰ってくると一生懸命作り方を説明してくれた。「バターとたまごとぎゅうにゅうとおさとうをグルグルよくまぜて、あ!あと、まほうのこなをいれた」と言っていた。薄力粉とベーキングパウダーのこと?それとも最後に振るグラニュー糖のことなのか。パン生地からは時間がなくて作れないので、市販のバターロールの上に生地をのせる、なんちゃってメロンパンではあるが、今日「自分で自分の商品を買っても良いと言われ、家族に是非食べて欲しくて買ってきた」と可愛い事を言って帰ってきた。人気があって1人1個しか買えなくて、バターロール(しかもミニサイズ)を6等分にして食べた。なかなか美味しかった。家族が「おいしい!」と感想を言うと、誇らしげにまた作り方を説明していた。先生が園だよりに作り方を載せてくださったので、今度家でもやってみよう。大騒ぎになりそうだから、冬休みか春休みに。ケンショー、ごちそうさまでした。