さらば思い出の地

銀行関係の諸々を終えて、八芳園・槐樹へ。40年近く慣れ親しんだこの土地とも本当にお別れだ。引っ越すからと言って、もう来られなくなるわけではないけれど、来る機会は減るだろうね。私は実家から離れて随分経つというのに、改めてそう思うと淋しい。
母も、孫の傍に来たい反面、住み慣れた土地を移るのはそれなりに気持ちの整理が要ったようだ。父の生家を処分し、近所のマンションへ越したのが8年前。そこが『終の棲家』と思っていたのに、また引っ越しとは。でもね、孫のドタバタに付き合わされて、きっと楽しい毎日になるよ。一昨年の今頃は母の体力が急激に落ち、引っ越しなんて夢の話だと思っていたけれど。この決断で良かったのだと思う。

桜の膳で御祝いだ。