憧れのガルテナー

テレビで『今日は誰の誕生日』というのをやっていて、シンガーソングライターの山崎ハコが出ていました。
彼女の『呪い』という歌を初めて聴いたのですが、とある中学の校内放送でその曲を流したところ「恐すぎて放送禁止になった」というだけあり、かなり強烈で笑ってしまいました。
実際に釘を打つ「コツ、コツ」という音から始まり「コンコン、コンコン、釘を打つ、コンコン、コンコン、釘を打つ」と繰り返すハコ。一度聴いてみてください。



母と「土いじりがしたい」と話していたら、タイムリーにテレビで『クラインガルテン』の特集をやっていました。

クラインガルテンとは
クラインガルテン(Kleingarten)はドイツ語で「小さな庭」という意味。19世紀半ば、ドイツをはじめヨーロッパ諸国で、庭を持てない都市生活者の為に郊外に市民農園を造る運動が始まり、これが「クラインガルテン」と呼ばれるようになった。クラインガルテン運動を広めたシュレーバー博士にちなんで「シュレーバーガーデン」とも呼ばれる。

ヨーロッパのクラインガルテンは、単なる菜園にとどまらず、コミュニティ形成の場として位置づけられており、近年、日本でも増えてきています。
クラインガルテンが一般の市民農園と異なる部分は『ラウベ』と呼ばれる“簡易宿泊施設”が併設されていること。ラウベに滞在しながら自分の菜園造りを楽しみ、地域住民とも交流できる、というわけです。


常々、親友ヨーコ(id:yoko-chin)のライフスタイルに強い感銘を受けており、彼女の息子ジョーはとてものびのびと素直に育っていて、ご飯もよく食べ「あれはまさに食育だな」と思っているのですが、ケンショーが生まれてから、ひとりボーッとしては、しばしば「田舎でのんびり豊かに暮らすのもいいかもしれない」と考えるようになりました。
しかし、サラリーマンと結婚し、東京生まれの東京育ちで帰る田舎もない私にとって、そんな暮らしは夢のまた夢、某番組じゃないけれど「老後、1ヶ月の生活費でもボードに書き出して見せるかな」と諦めていました。


今までも、時々テレビで市民農園の特集なんかをやっていると見ていたので『週末田舎暮らし』をしている人がいるのは知っていました。どうも心動くものがなかったのですが、今日見た『ラウベ』はログハウスで、室内のぬくもりが伝わってくる間取りに興味がわき、そして何より、そこで仲間となった人々と自分達で育てた野菜をつまみにテラスで酒(結局そこ)を酌み交わしているシーンを見て「これだ」と思いました。


紹介されていたのは『笠間クラインガルテン』で、1区画の敷地は約300平方メートル、その中に30平方メートルのラウベと100平方メートルの菜園があり、3組以上のグループ(家族や友人可)でシェアして使用するようになっています。使用料は、1区画40万円/年間。
癒されたい方、シェアしませんか。


こちら、ドイツのクラインガルテンHPへ)。素敵。