フタ


母が「これ、あなたにあげるわ」と持ってきてくれた美容飲料。


「どうしたの?」と聞くと、ヒアルロン酸を摂るつもりで買ったのだと言います。しかし、「全然フタが開かないの。固いのよー、なんでこんなに固くするのかしら。半分以上こぼれちゃうのよ、飲む前に」って、そんな商品ないよ。どんな開け方してんだか。


母の前で試飲してみることに(開け方を見せたかった)。
テーブルで開けていると「そんなところじゃダメよ、キッチンでやらないとビショビショになっちゃ・・・」、パク、簡単に。
「あら。じゃあママが開けたのがたまたま不良品だったのかしら」って、だから、資生堂さん、そんなの売らないって。
 


このタイプのフタは母世代にとって開封が困難のようです。
プルトップになる前の、昔の缶ジュースを連想させるようで、丸に指を入れて、おさえもせず、そこだけをギューギュー引っ張り、それなりに少しずつ開き、そこから液体が漏れ、ギューギュー引っ張っては漏れを繰り返し、開いた頃にはほとんどこぼれてしまっているわけです。


「もうね、指が真っ赤になっちゃうの。痛いのよ。だからね、指にタオル巻いて開けたの」
シニア向けのフタの開発が進みますように。