伝説


今日から、アッコの葉山の別荘に拉致、いえ、お招きを受けております。
ケンショーは、お兄ちゃま達にたくさん遊んでいただき大興奮、11時まで寝ませんでした。
だって、これですよ。わかりますか、これ、庭です。広過ぎて、庭師の方、モヤがかかって見えない。写真を写している私の立ち位置は、庭の中央であり、=私の後ろにこれと同じだけの芝生が広がっているわけです。おそろしいですねー。約10年ぶりに参りましたが、改めて思いました。
 遠くにしゃがんでいる庭師


アッコのお姉様家族もいらしています。アッコ姉はフランス人と結婚され(パリ在住。夏休みを利用しての滞在)、アッコ本人はイタリア人と結婚、∴その子供達は全員ハーフで、ケンショー独りだけ「こんにちは、アジアです」的、平たい顔で走り回っていました。
アッコ姉のお子さんは2人。ノエくんとテオくんという男の子。6歳と4歳ですが、既に女が喜ぶ術をを知っています。さすがシャンゼリゼっ子です。危うく落ちるところでした。アッコの息子ジンも、生後7ヶ月にして鼻の横(目頭部分)に外人独特のくぼみ(彫り)が出来上がっており、末恐ろしい3人です。ケンショーが女だったら結婚させたかった。


そして、もっと恐ろしいことに、今日から来る予定だったマッコが、ヤボ用で明日からの参加となってしまい。
それはどういう事かと言うと、アッコ姉ファミリーが寝室に入ってしまえば、アッコと私2人きりの、松山千春でもどうにもならない、長い夜が始まるという事です。


ジンもケンショーも寝たし、よし、腰を据えてアッコと久々にサシで飲むか、面倒くさくならないうちに顔を洗うかね、「アッコ、洗面所貸し」「て」と言いかけて足が止まりました。アッコがシャラポアもビックリな丈のサマーワンピースを着てグラスを持って立っています。
「あんたね・・・。お尻見えそう、いや、見えてるよ」「どう?似合う?」「(こいつのファッションセンスは今に始まった事じゃないから予想はついたけど→2006/10/28の日記)もうちょっとどうにかなんないの?」「えー?もうちょっとってー?」「もういいよ、飲もう」


言っても仕方ない事を言うのはやめよう。さあ、海の音でも聞きながら飲もうじゃない、か。とつぶやこうとしてグラスを持つ手が震えました。脇腹辺りに縦長の大きな穴が。つまり、破けています、服が。
「ねえ、それスリット?」「えー?なーにー?」「思いっきり下着見えてるよ」「ショック、今年買ったばかりなのにぃぃぃ」「・・・。じゃあ、手突っ込んでポケットのフリでもしなよ」


忘れよう、何なら目をつぶって飲もう、アッコだと思わなければいい。
アッコは裸族の気があり、学生時代からよく裸同然の格好で家の中をウロウロしていました。「女同士だからいいじゃん」って「アッコの裸なんて、特に見たくないよ」と思っても、言っても、服を着てくれるわけではないので言いませんでしたが、「この間それでイタイ目を見た」と言い出しました。


出張で某ホテルに宿泊していて、夜、部屋で飲んでいた時のこと。
全裸で飲んでいたアッコは、御手洗いに行きたくなってドアを開けると、そこは外。「え?」と思っていると後ろから「カチャッ」とドアが閉まる音。しまった、酔っていて、洗面所のドアと部屋のドアを間違えて閉め出されてしまった(自宅だと、彼女が座っていた位置に対し、部屋のドア位置が洗面所に当たる為)、と言うのです。


「・・・。それでどうしたの?」「やばーい!と思ってね(とても楽しそうに言う)、まず体育座りしてみたの。でも無理があるなと思って、今度はクルクル回ってみたのね(遠心力で裸が誤魔化せると考えたらしい)、でも余計酔っぱらっちゃうからやめて、廊下のカーテンに巻き付いてみたんだけど、これじゃ助け呼べないし、どうしようって思ってたところ、目の前がリネン室の扉で、急いで駆け込んで浴衣着たの」「・・・。で?」「でね、何くわーぬ顔してフロントに電話したんだ(機転が利いたでしょ、と言いたげ)」


それ、全部防犯カメラに映ってると思うよ。
アッコ伝説、まだまだ健在。