目標に向かって



今から3週間ほど前の話。
ある工業高校の先生からメールをいただきました。


以前、NHKで放送した『スーパー職人大集合!技能五輪に挑んだ若者たち』を生徒達に見せてあげたいのだが、再々放送が急遽中止となり困っている、という内容でした。
ネットで検索していたところ、私のブログが目に止まり(2008/01/14の日記)メールを下さった、というわけです。


この番組、非常に評判が良かったので取り上げているブログも多々あり、その中でたまたま私の日記を覗いて下さったことに“縁”を感じましたし、偶然にもその高校がある場所は、私には何かとゆかりのある土地で、尚更「協力したい」と思い、DVDをお送りすることにしました。


本日、先生から御礼の手紙と、生徒さん36名分の感想文が届きました。
鑑賞中は食い入るようにモニターを見つめ、思わず「おぉー!」と歓声が上がり、先生の想像以上に生徒さん達は感動されていた、と。
よかった。


感想文は「すごかった」「かっこよかった」「頑張ろうと思った」等と綴られており、そのストレートさが眩しく感じましたね。自分達と大差ない年齢の若者がメダルに挑む姿、というのが良かったのでしょう。「職人というから40〜50代の人を想像していた」なんて感想文もありましたっけ。「今まで目標がなかったけど、今日で少し変わった」と書いていた生徒さんもいました。
飲みながら拝読していた私は、初めの数名までは「うんうん、そうかそうか」とバーチャル教師気分を楽しみ(採点するわけでもないのにペンを持つ始末)、中盤では「若い頃の気持ちを忘れていた」と心洗われ、最後の方では意味不明に泣くという、ただの酔っぱらいになっておりました。
生徒諸君、ありがとう。自分の進みたい道が早く見つかりますように。
そして、原稿用紙、20年ぶりぐらいに見ました。新鮮。そういった意味でも、ありがとう。


番組の中でも少し触れていましたが、全国工業高等学校長協会が主催する『高校生ものづくりコンテスト』という大会があり、なんとこの高校から今年、県大会の優勝者と準優勝者が出たとのこと!素晴らしい!おめでとう!
このDVDを見て、地方大会に向けて新たな闘志を燃やして下さい。応援しています。


先生、これからも頑張って下さい。今回は本当にありがとうございました。こちらから御礼を申し上げたい程です。
お菓子、美味しくいただいています。