お誕生会

mitch-mitch2009-12-03

何かの歌のようだけど(→コチラ)。目覚める、起きる、(体温計を)見る。(喜んで)はーねーるー。
ロキソニンサワシリン、ありがとう。昨夜はどうなることかと思ったが、お陰で熱は下がり、喉の炎症も落ち着いて、お誕生会に出席できる。子供をいつも通り登園させて、一度家へ戻る。お誕生会は、誕生月の園児の保護者も招待されるのだが、集合時間が11時なのだ。


今日ケンショーは主役なのだから、気持ち良く送り出してやれば良かったものを、朝からウダウダからんできてイライラ。私は、楽しみにしていた誕生会だから機嫌良く支度をしてくれるのだと思っていたら、本人からしたら特別な日なので、甘えて「靴下のひとつでも履かせて欲しい」という心境だったようだ。そこでおだてて上手に持ち上げれば良かったのに、出端をくじかれたからキー!
しかも雨が降ったり止んだりと、自転車で送れるか徒歩登園かビミョーな天気だったので「早くしてくれ」とイライラMAX。家を出ようとした途端降ってきてしまった。なのに「自転車で行きたい」ときかず、諭してる間に遅刻しそうだったのでレインコートを着せて自転車登園強行。漕いでいる間もずっと「だから歩いて行こうと言ったじゃないか、これで親子で風邪をぶり返し、今日の誕生会に出席できなくなったらどうするのだ、母をごらん、雨でマスカラが落ちて顔が縞模様、行き交う人が皆振り返るよ、残念だがこれじゃ私は誕生会には行けないね、ケンショー独りで頑張ってくれたまえ」とネチネチなじりながら幼稚園まで行った。園門の前で「そういうことだから、じゃーね」という顔で手を振ると、家で怒られている時の情けない顔で堪えて手を振っていた。ばっかだなー、私は。
急いで帰って髪を乾かし、顔の縦線を消して気持ちを切り替える。11時に幼稚園へ行くと、各自のイスを持って礼拝堂へ移動する年少組と遭遇。ケンショーに「わー!ママ来てくたの!?ありがとう!」と抱きつかれ、大反省した。折角の主役の日に、誰も来てくれないんじゃないかと不安だっただろうに。本当にごねんね。


セレモニーが始まった。誕生月の園児と保護者は雛壇に。みんなが歌を歌ってくれたり、先生方が寸劇を披露してくれたり、インタビューを受けたり、終止和やかな雰囲気だった。
今月の主役は5人、年少3人・年中0人、年長2人。インタビューでは、1.これから何歳になるか、2.幼稚園で一番好きな遊びは何か、3.その理由、4.大きくなったら何になりたいか、5.お母さんの一番好きなところは何か、6.その理由、等々なのだが、ケンショーは「これから4歳になります!」と出だしは良かったのに2以降の質問は「2.お砂場遊び、3.おにぎり屋さんになれるから、4.おにぎり屋さんと白バイ隊、5.手、6.投げキッスをしてくれるところ」って、6で会場大爆笑。そんなこと一度もしたことないじゃない!!わたし大赤面。「男の子は家であった出来事を全部話してしまいますから、お母様方、取り繕ってすましていらしてもバレていますよ」と言われたことがあるが、ある話ならまだしも、作り話をするとは・・・。


それから各教室へ移動。出席をとった。「今日は、はい!という代わりに、動物の鳴き真似をしてお返事してください」と先生がおっしゃった。皆「わんわん」「にゃーにゃー」「がおー」とかわいく元気に返事をする中、ケンショーの番になったら黙っている。保護者は園児達の後ろに座っているので皆の後頭部しか見えず。隙間から、舌を出しているのが見えた。何をしているんだ。先生が「ケンショーくん?」と聞くと「かめれおんだよ」と答えた。カメレオンの真似をしていたらしい。大爆笑となり、私また赤面。「カメレオンはどうやって鳴くんだろう?先生もわからないなー!今度調べてみよう!あはは!」と言って締めてくださった。


お昼。今月のメニューはチキンライスにスープ。12月にちなんでクリスマスカラーでまとめられていた。ツリーに見立てて高く盛られたチキンライスに、コーンとトマトとブロッコリーがきれいにデコレーションされていた。子供達は大喜びである。皆おかわりしていた。私も沢山いただいた。お弁当も美味しいけれど、皆で同じメニューを食べるのも楽しい。お当番のお母様方、ありがとうございました。ごちそうさまでした。


帰りの支度まで、病院ごっこをして遊んだ。本格的で、待合室のイスも用意されている。「ケンショーくんのお母さん、お入り下さい」と呼ばれ、症状を言うと5〜6人の医師から治療を受ける。私は足が痛いはずだったのに、目薬をさされ、熱を測られ、入院させられた。数名の医師が回診に来てくれて、その場でオペが始まる。ままごとのアイロンを持ってきて、それをギューギュー押し付けて治療される。新しい温熱療法。何度手術を受けても良くならず、K医師に「いつ退院できるのでしょうか」と聞いたら「100万年です」と言われた。でもその横でY医師は「もう退院していいですよ」と言う。KとYで私の退院時期を議論していた。


絵本の読みきかせ当番というのがある。降園時間の10分前に教室へ行き、父兄が日替わりで園児達に絵本を読んであげるのだ。自分が小さい頃好きだった本でもいいし、自分の子供が気に入っている本を皆の前で読んでも良い。今日は、たまたま私の当番日だった。以前この日記にも書いたが「ぼくのあしがあひるのあしだったら」にした。食い入るように、身を乗り出して、楽しそうにきいてくれた。読んでいるこちらも楽しかった。またやりたいなー、この当番。


朝はどうなることかと思ったが、終わり良ければすべて良し、ケンショーも最後はニコニコだった。楽しかったね。